Japanese
English
手術・手技・麻酔
産婦人科領域の麻酔の諸問題
Problems in anesthesia in obstetrics and gynecology
藤森 貢
1
Mitugu Huzimori
1
1大阪市立大学医学部附属病院麻酔部
pp.675-678
発行日 1960年7月10日
Published Date 1960/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202244
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欧米では古くから麻酔専門医が各科の手術に際して麻酔を担当している。特に英米では各病院が麻酔科を有して手術中の患者の管理を安全に行つているが,我が国では麻酔学は戦後アメリカより紹介され麻酔科を有している病院及び大学も未だ多くない。それ故に麻酔専問医以外の医師が麻酔を施行せねばならない現状である。麻酔学は患者の全身状態が常に対象となるが産婦人科医はともすれば局部的疾患に心を奪われ術中の患者の生理的変化を疎にし勝である。本論に於ては麻酔を産婦人科手術に施行する際起る種々の問題について述べる。
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