連載 眼科臨床レントゲン診断学・18
各論(15):神経眼科(その6)神経眼科とCT (4)脳腫瘍のCT (その1)
丸尾 敏夫
1
,
桐渕 利次
1
1帝京大学医学部眼科学教室
pp.864-865
発行日 1979年6月15日
Published Date 1979/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410207905
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脳腫瘍のCTは,腫瘍細胞と脳実質とのX線吸収値の違いによつて描出される。X線吸収値が脳実質と同値の場合には腫瘍は描出されないが,その場合には,浮腫,腫瘍周囲組織や脳室の偏位・変形および増強法によるX線吸収値の変化をみることによつて,腫瘍の存在を知ることができる。脳腫瘍によるCTの特色を今回と次回に分けて述べてみよう。
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