印象記
第25回光凝固・網膜剥離講習会印象記
渡辺 千舟
1
1大阪医科大学眼科学教室
pp.1157-1161
発行日 1978年7月15日
Published Date 1978/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410207717
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Prof.G.Meyer-SchwickerathとProf.A. Wessingを講師とする第25回光凝固・網膜剥離手術講習会が,昭和53年1月27日より29日までの3日間,九大谷口教授のお世話によつて,福岡市西鉄グランドホテルで開催された。すでに知られているように,この講習会は1958年ボン大学で開催されて以来,回を重ねて延800名以上の眼科医が聴講しているとのことである。昭和49年10月に清水弘一教授の企画によつて前橋市で行われ,筆者も参加した第22回講習会が,ドイツ国外でなされた初めてのもので,今度の日本における会がドイツ国外での2回目であり,日本での2回目の講習会である。今回は,清水弘一教授,坂上英教授,野寄喜美春教授,谷口慶晃教授の御世話で,日本国中から103名の受講者がホテルに宿泊して,まる2日半にわたり熱心に聴講した。
1月26日午後7時からホテルで両講師を囲んでget-together partyがあり,講義は翌27日からはじめられ,午前中は9時より12時半まで,午後は2時より5時まで,その間にcoffee-breakをはさんで,プログラムのような講義項目で進行した。今回も多数のきれいなスライドと内容豊富な解説,質問や両講師の答弁も含め,清水教授の明解な通訳によつて,われわれは時間のたつのも忘れて受講した熱気あふれる会であつた。
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