座談会
中国の医療について
中島 章
1
,
早野 三郎
2
,
塚原 勇
3
,
箕田 健生
4
1順大
2岐阜大
3京大
4東大分院
pp.549-561
発行日 1978年4月15日
Published Date 1978/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410207631
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箕田(司会) 本日は,三人の先生方,学会が終わつたばかりでお疲れのところですが,中国の医療について座談会を開かせていただきます。
申すまでもなく,日本と中国とは一衣帯水の隣国でありまして,両国の医学の交流は,非常に古い歴史がありますが,ただ,1949年に中華人民共和国が成立して以来,1972年日中両国の国交が回復するまでの間は,両国の正式な国交はございませんでしたので,その間医学の交流も,必然的に非常に低調でございました。しかし1972年以降両国の国交が正式に回復しまして,医学の交流も次第に活発になつてまいりました。眼科領域におきましても,本日お集まりの3人の先生方も,最近相次いで中国を訪問され,各地を視察されて来られました。本日は,特に1週間前に中国を回つてこられたばかりの塚原先生のホットな情報を中心にいたしまして,中国の医療についていろいろお話し願いたいと思います。
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