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特集 第13回臨床眼科学会号
一般講演
緑内障患者に於ける脳波所見
Electroencephalography on the primary glaucoma
土方 文生
1
,
木村 正
1
Fumio Hijikata
1
,
Tadasi Kimura
1
1秋田県立中央病院眼科
1Dept. of Ophth. Akita Prefectural Central Hospital.
pp.220-224
発行日 1960年2月15日
Published Date 1960/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410206835
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原発性緑内障の発生原因に関し,間脳或は更に上位の大脳皮質に於ける自働眼圧調節中枢の存在を考える事は,本症が単なる局所的加療によつてのみではその予後に万全を期し得ない現況からみても,最早否定すべき根拠が極めて薄い様に考えられる。
併乍ら,その中枢の如何なる状態が本症を発来するのであるかに就いては未だ完全な結論を得ていない様であるし,更にその中枢の変化を生体外部より取出すべき試みも,交感・副交感神経系統の検査以外には余り行われていない様に思われる。
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