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臨床実験
岡山県老人病調査報告—眼底血圧について
Report on Malum Senile in Okayama Prefecture On the Blood-Pressure of Fundus Oculi
片山 太郞
Taro Katayama
pp.1340-1342
発行日 1957年11月15日
Published Date 1957/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410206167
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1.緒言
戦後10年を経て世情も落付きを見せて来たが,国民の健康状態も改善されて来て居り,全国の死亡率も結核性疾患によるものより,高血圧によるものがその位を替える様になつて来ている。最近は世人の関心も昂り,所謂〔人間ドツク〕が各所に設立されて来たが,一方,行政方面に於ても老人病を重視し,実情を調査を行う様になつた。岡山県に於ては1昨年より,老人病調査を企図し,既に2,3カ所の調査を行つて居り,前回には山陽町の調査報告を行つた。今回は県北部の新庄村を対照として冬,夏期の二期に亘る調査を行い些か興味ある結果を得たので之を報告し御参考に供したく思う。
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