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眼圧計の測定結果は,眼内圧と眼球壁硬性ocu-lar rigidity (以下O.R.と略称)との二つの要素の影響によつて決定されるものである。SchiotzはこのO.R.を考慮して,open manometerによる実験を含めて,1925年に眼圧計の読みからミリメートル水銀柱への換算表を改訂したが,未だ臨床的にO.R.を測定,応用する迄には至らなかつた。J.S.Friedenwaldは1948年にopen manom-eter及びclosed manometerによる測定と,眼圧計をのせた時の眼球内容の排除液量の測定とを行い,これを数学的に解析し,更に500の正常眼を2種の眼圧計重錘(5.5grと10gr及び7.5grと15.0grの組み合わせ)で測定し,この読みの組み合わせによる臨床的データーに実験的データーを綜合して,相当正確に人眼の正常O.R.を算出した。この結果正常眼内圧は,Schiotzによつて示された換算表の値より稍々低いものとなり,1954年アメリカ眼耳鼻学会,眼圧計規正委員会ではこのO.R.を精密に考慮したFriedenwaldの1954年発表の改訂換算表が採用される事になつた。又W.M.Graptも1950年に電気トノメーターによつて同様の実験を試み,Friedenwaldと全く同じ結果を発表している。眼圧を測定する場合O.R.の異常によつて,示される眼圧計の値はかなり違つて来る場合がある。
The ocular rigidity and the intraocular pressure were studied by the 5.5 G.R. and 10 G.R. load of Shioetz's tonometer in 420 eyes of healthy 212 persons. (30 under 10 yr. old, 90 of First decade, 45 of 2nd~3rd decade and 47 over 4th decade).
As a result, the ocular rigidity are increased and the intraocular pressure are decreased with older age.
The coefficiency of mean ocular rigidity were 0.0216 and the intraocular pressure were 15.85 mm.Hg.
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