Japanese
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連載 眼科図譜・213
脈絡膜転移腫瘍の10例—特に放射線療法について
Radiation Treatment for Metastic Choroidal Neoplasm
田淵 祥子
1
,
小田 逸夫
1
,
大川 智彦
2
Shoko Tabuchi
1
,
Itsuo Oda
1
,
Tomohiko Okawa
2
1癌研究会付属病院眼科
2癌研究会付属病院放射線科
1Department of Ophthalmology, Cancer Institute Hospital
2Department of Radiology, Cancer Institute Hospital
pp.891-892
発行日 1975年8月15日
Published Date 1975/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410205333
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解説
脈絡膜転移癌患者は生命予後が悪いためか,これに対し積極的保存療法が行なわれることはまれである。放射線療法,抗癌剤の発達につれて,転移病巣を持つ癌患者に対する延命効果も上がつてきた現在,本症眼球を摘出せず視機能を維持することが,患者に対し精神的にも身体的にも意味あることとなつた。私どもは最近6年間に癌研で経験した本症10例中の7例に,Linac X線療法を行ない好結果を得た。図はその代表4例の治療前および治療後の眼底写真である(左側が照射前,右側が照射後)。
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