第5回アジア・アフリカ眼科学会印象記
第5回アジア・アフリカ眼科学会を終えて,他
三井 幸彦
1
1徳島大学
pp.1248-1268
発行日 1972年10月15日
Published Date 1972/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410204857
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第5回アジア・アフリカ眼科学会は本年7月9日から13日まで5日間にわたつて帝国ホテルで開催された。学会前に登録された参加者約500名,当日登録して参加した者約200名で,予想をはるかに上回る盛会であった。会場は800人を収容できる場所であつたが,開会式の時には座席が不足し,大勢の人が立つたままでなければならないほどであつた。外国からの出席者は約120名で,所属は世界各国にわたつた。すなわち,アルジェリア,ブラジル,象牙海岸,チェコスロバキア,セイロン,エジプト,印度,インドネシア,イラク,朝鮮,レバノンモロッコ,ナイジェリア,パキスタン,フィリピン,カタール,サウジアラビア,ルーマニア,南ア,スーダンシリア,タイ,トルコ,チュニジア,米国,ソ連,西独マレーシア,フランス,台湾,ニュージランド,セネガールおよびジョルダン(順序不同)であつた。本学会が計画された当初の予想は参加国数31,参加見込人員国外100,国内250,計350ということであつたので,予想外の盛況であつたということができる。最初の計画では日生会館を会場とする予定であつたが(収容400),ここではとても収容することができない見通しとなつたため,帝国ホテルに変更された次第である。また会期も演題多数のため4日間から5日間に延期され,会場も最初なるべく一会場でできるように計画したけれど,到底収容しきれないことが判明したので,午後は3日間を2会場に分けて行なうことになつた。
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