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AAMLSで痛感した日本の学術レベルの高さ
アジア医学検査学会(Asia Association of Medical Laboratory Scientists:AAMLS)は1997年に設立され,4年ごとに開催される学会です.第1回は名古屋,その後,上海,横浜,シンガポールで開催され,今回は大韓民国釜山でThe 5th Congress of the Asia Association Medical Laboratory Scientists(第5回AAMLS)が行われました.会期は2017年9月22〜24日の3日間,会場は釜山国際会議場(BEXCO)でした.BEXCOは2002年日韓合同開催のワールドカップの抽選会が開かれた場所であり,近未来的なデザインが印象的な建物でした.
学会会期中を通して,日本・韓国のほかに台湾・フィリピン・インドネシア・中国・タイ・シンガポールなどのアジア周辺を含む17カ国から5,765名が集い,口頭発表57演題,ポスター発表265演題全てが英語で発表されました.ポスター発表では,韓国内から154演題,国外から111演題(そのうち日本から31演題)が発表され,韓国内・国外からそれぞれ10名の優秀ポスター賞が選出されました.国外の10名中日本人が5名も受賞し,驚くことに名古屋から3名,名古屋大学医学部附属病院医療技術部臨床検査部門・菊地良介さん「Circulating pan VEGF-A and VEGF-A165b balance is associated with pulmonary hypertension-subtypes」,名古屋大学医学部附属病院医療技術部臨床検査部門・名倉鮎里さん「How can we avoid false-report of blood coagulation test?—our laboratory criteria to find blood sampling failure—」,名古屋第二赤十字病院医療技術部臨床検査科・岩田英紘さん「The significance of “Non-classical” HER2 FISH results of 2013 ASCO/CAP guideline in breast cancer」が受賞しました.
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