Japanese
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連載 眼科図譜・167
白点状網膜炎の螢光眼底写真
FLUORESCENCE FUNDUS ANGIOGRAPHY OF RETINITIS PUNCTATA ALBESCENS
霜鳥 政光
1
,
窪田 靖夫
1
Masamitsu Shimotori
1
,
Yasuo Kubota
1
1千葉大学医学部眼科学教室
1Department of Ophthalmology, Chiba University School of Medicine
pp.1943-1944
発行日 1971年9月15日
Published Date 1971/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410204654
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〔解説〕
カラー螢光眼底撮影は清水1)が最初に発表し,松井2)が各種フィルターの組合せを工夫し,眼底の色調と螢光のコントラストを出すのに努力している。清水の方法は光源にフジ・TV-Bフィルターを,観察側にフジ・No.12フィルターを使用するもので,著者等はこの方法を用い白点状網膜炎のカラー螢光撮影を行なつた。
白点状網膜炎は1882年Moorenが記載し,1910年Lauberが進行性の白点状網膜炎と停止性の白点状網膜炎の二つに分類した。両者は臨床症状が異なるが3),螢光眼底所見に於ても差異があることは,著者等4)や諸家の報告がある。
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