特集 ぶどう膜網膜炎の画像診断検査―基本から最新の知識まで―
3 眼底自発蛍光
慶野 博
1
1杏林大学医学部眼科学教室
キーワード:
ぶどう膜炎
,
眼底自発蛍光
,
multimodal imaging
Keyword:
ぶどう膜炎
,
眼底自発蛍光
,
multimodal imaging
pp.1345-1353
発行日 2025年12月5日
Published Date 2025/12/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000004474
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近年,ぶどう膜炎の診療において眼底写真,光干渉断層計(optical coference tomography:OCT),フルオレセイン・インドシアニングリーン蛍光眼底造影検査,眼底自発蛍光(fundus autofluorescence:FAF)検査などを活用したmultimodal imagingが注目されている1)。FAFは主に網膜色素上皮細胞(RPE)に取り込まれるリポフスチンに由来する自発蛍光を画像化する検査である2)3)。RPEに過剰にリポフスチンが蓄積するとRPEは過蛍光を示し,RPEの萎縮が進行してくると低蛍光となることから,眼底自発蛍光はRPEの代謝,機能,形態の評価に広く用いられており,造影剤が不要である非侵襲的な検査であることも大きな利点といえる3)。最近ではFAFが網膜色素変性症に代表される遺伝性疾患,加齢黄斑変性,中心性漿液性脈絡網膜症などの眼底疾患において診断や病期の判定に活用できることが報告されている4-6)。

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