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特集 緑内障
緑内障の診断および現在の問題点,これからの方向
On the Controversial Points and New Aspects in Glaucoma-Diagnostic
岩田 和雄
1
Kazuo Iwata
1
1新潟大学医学部眼科学教室
1Department of Ophthalmology, Niigata University School of Medicine
pp.1435-1442
発行日 1970年12月15日
Published Date 1970/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410204411
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はじめに
緑内障の早期診断は古くて,しかもつねに新しい問題である。
緑内障の診断について論ずる場合,眼圧が異常に高ければ緑内障であるという古典的な考え方は,現在もなお根底にあることはいなめない。実際にこの考え方だけに立脚するならば,症状の固定した完成された緑内障だけを取り扱うことになるから,ことさらに煩わしい検査も必要とせず,診断になんら困難な問題もない。
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