特集 眼科臨床の進歩Ⅲ
角膜疾患
角膜実質炎の療法
淸水 新一
1
1岐阜医科大学
pp.568-573
発行日 1955年4月15日
Published Date 1955/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410202189
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周知の如く角膜実質炎には色々の原因があるが私は茲で梅毒性角膜実質炎に限定し,且臨床上眼底は免に角,前眼部では先ず角膜実質に病変を来したIgersheimerの謂う典型的角膜実質炎の療法に就て述べ度いと思う。
昭和20年1月から昭和29年8月末迄に梅毒性角膜実質炎の陳旧なもの,新鮮なもの合せて202例を見,年令は3歳から60歳迄であつた。年度別には昭和20年21例,昭和21年23例,昭和22年31例,昭和23年26例,昭和24年25例,昭和25年15例,昭和26年16例,昭和27年15例,昭和28年19例,昭和29年12例である。
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