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近点測定は一般に近距離試視力表を視標とし,石原式近点測定器を用いて調節力の測定,或は調節機の疲労測定等種々なる目的に利用されている。而して正しい近点値を求めるためには,近点測定時に単に視標のみについて考えてみても視標面の照度,視標の面積,大きさ,対比,色,視標の動き方など問題が多々あつて,これに関する実験研究はHess以来多くの報告があるが,近点測定にあたつてその視標は未だ確定したものがない様である。邦国では杉田,畑,前田,瀬木,高畠井上,佐藤,大塚,向山等が縦線,横線,視標の照度,色,対比,視標の色彩,地色等,種々なる要素と近点距離との関係について,その実驗的研究を行つている。
Hess,酒井,前田,高畠等によると調節力は視標によつて異る,とも云われ,視標の照度,面積,対比,色,形態等種々な要素に影響されるものゝようである。
For testing near vision, charts composed of dots and squares are added to the regularIshihara's. With the former nine different forms were devised with variations in arrange-ments of figures.In general, the use of squares appeared to be more satisfactory than that of dots ; and when the squares were arranged in patterns the results were even better.
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