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臨床講義
眼科領域よりみた高血圧症—第4回四国眼科学会シンポジウム
Ophthalmological Aspect of Hypertension
水川 孝
1
T. Mizukawa
1
1徳島大学医学部
1Dept. of Ophthalmology Tokushima University School of Medicine
pp.1185-1196
発行日 1954年12月15日
Published Date 1954/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410202050
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戦時中並に終戦直後少なかつた高血圧症が最近極めて増加した様に思えます。それは死亡率の第1位を占めていた結核が卒中にその位置をゆづつた事実よりみても明らかです。吾々眼科医も高血圧症による眼病変をみる機会が多くなつて居る様ですが,昨年の日眼総会で植村教授に眼血圧に就いての特別講演を聞いてから,本問題に関心を持つ様になつたためのみとは思えません。
漸次増加しつつある高血圧症の診断治療に眼科専門医としても熱意を向けることが必要と思います。幸本日は三国教授のこれに関聯した網膜血管径計測よりみた各種眼疾患の治療について御講演を願い,大いに役立つことと感謝しています。
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