私の経験
バルカン博士のゴニオトミーを見る
佐藤 勉
1
1順天堂医大
pp.1197-1199
発行日 1954年12月15日
Published Date 1954/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410202052
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日時および場所:1954年10月1日,サンフランシスコ,セント・ジヨセフ病院(St Joseph Hospital)
ゴニオトミー(隅角切開)という手術は誰も知るように緑内縁の眼圧を下げるために隅角を切開する手術である。バルカン博士(Otto Barcan)によれば,これは先天緑内障を救う手術であつて80%が眼圧正常化の目的を達すると云う。もしこの言葉が正しいならば,従来我々が満足すべき方法を持たなかつたこの部門に対する劃期的の処置と云えよう。
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