Japanese
English
臨床実験
アクロマイシンによるトラコーマの治療効果特にP氏小體の消長に就て
Effect of Achromycin in the Treatment of Trachoma
今泉 龜撤
1
,
三浦 孝一
1
,
岡田 榮子
1
,
小野 禮子
1
1岩手医科大学眼科教室
pp.862-866
発行日 1954年8月15日
Published Date 1954/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201953
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緒言
教室では曩にテラマイシン(以下TMと略す)及びオーレオマイシン(以下AMと略す)によるトラコーマの治療効果をプロワツエク氏小体(以下P氏小体と略す)の消長に関連して観察し報告したが,これ等TM及びAMの藥剤が登場してから既に数年経過した現在,何れの抗生物質でもそうである様にトラコーマ治療に際しても効果が漸次衰えて来てることは周知の事実であり,又誰でも経験して居る所である。今回吾々は新たにアクロマイシン(以下AcMと略す)に就て実験する機会を得,之をトラコーマの治療に試用した結果,出現頭初のTM或はAMの如き治療効果を挙げることが出来たので,その成績を以下に紹介することにした。
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