特集 第7回臨床眼科学會
普通講演
(5)網膜血管と腦内血管との病理學的比較(第2報)—血管の過沃度酸schiff氏法に依る染色に就て
羽生 孝明
1
1慶應大學眼科
pp.126-129
発行日 1954年2月15日
Published Date 1954/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201741
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1944年Ballantyneは網膜の無染色貼布標本を作り,網膜毛細血管瘤を發見したが,1949年Frie-denwaldはHotchikissによつて始められた過沃度酸を用いる染色法,即ち過沃度酸Schilf氏法にて網膜の染色を行い,Ballantyneの所謂網膜毛細血管瘤を確認した。以後Friedenwald,As-htone, Wexler, Branower, Hartford等によつて研究が續けられて來た。私は網膜血管及腦内血管を過沃度酸Schiff氏法にて染色し,又腦内血管は更に無染色にて位相差顯微鏡による觀察を行つたので報告する。
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