臨床實驗
テラマイシンによるトラコーマの集團治療成績(第5報)—1.0%及0.75%軟膏による成績並0.5%,0.25%.0.1%軟膏との比較に就て
蔡 炎山
1
1新潟大眼科
pp.575-583
発行日 1953年10月15日
Published Date 1953/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201603
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余等は先に0.5%テラマイシン軟膏による學童トラコーマの集團治療成績に就き發表し,次いでこれと0.25%,0.1%軟膏による成績との比較に就ても發表したが,その後1.0%及び0.75%軟膏を用いて實驗することが出來たのでこゝにその成績を記載し,これと先に發表した諸種濃度に就き相互に比較検討した結果に就き述べて見度いと思う。
尚トラコーマの分類はMac Callan氏分類に疑似症を加えたものによつたし,効果の判定基準その他は前報と同樣であつて,7週目から顆粒の著しいものに對しては壓出術を,乳嘴増殖高度のものにはカイニング氏マッサージを併用した。
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