臨床實驗
オーレオマイシン軟膏による學童トラコーマの集團治療成績—特に各種濃度の比較に就いて
米山 高道
1
,
石井 光一
1
,
松元 壽
1
,
蔡 炎山
1
1新潟大眼科
pp.327-334
発行日 1952年4月15日
Published Date 1952/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201141
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新抗生物質,オーレオマイシン及びテラマイシンがトラコーマ治療に於て劃期的の効果を示すことは今や周知のところであつてこれらによる集團治療成績の報告も少からず見受けられる。0.1%乃至0.5%軟膏として用いられているが,何れの濃度が如何ように有効であるかに就ての詳しい成績は未だ發表が見られない。
余等は幸い最近新潟市近郊の小學校に於て總數約400名のトラコーマ兒童についてオーレオマイシンを用いて各種濃度につき比較することが出來たので以上にそれらの成績を報告する。
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