臨床實驗
井上氏鉤の研究(第6篇)—井上氏鉤の對比關係(2)
川田 榮二
1
1豐川市民病院
pp.223-226
発行日 1953年6月15日
Published Date 1953/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201504
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色彩對比に關する研究は數多くある。それ等の成績には,視力は色の對比に影響されること少く主として,色の明度對比に關係するとするもの,(Kolbe,廣田,高,濱崎の諸氏),主觀的明度對比に關係するとするもの(Helmholtz氏),又上記の成績と矛盾する場合の稀でないとの成績(大山氏)等があり,最近では視力は視標と地色の明度の差に左右される外,色調竝に飽和度によつても亦影響される(馬詰氏)との注目すべき成績がある
私は井上氏鉤を利用して無彩色(地と色彩視標との對比と,視認距離及認色距離視標の色彩を認識した最大距離)との關係を検査したので其成績を報告する。
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