特集 第6回日本臨床眼科学会講演集(普通講演)
(22)黄斑明視部(足利氏)計測について
吉江 フミ
1
1山田赤十字病院
pp.119-122
発行日 1953年2月15日
Published Date 1953/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201418
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網膜黄斑中心窩底には無血管地帶が存在することは周知の事實である。この範圍計測には解剖學的組織標本による場合,内視現象の應用,又は視野計測後之等の結果を網膜像値に換算する方法等が擧げられるが,其計測値には著しい差異がある現状である。
私は足利氏法に從い,マ氏盲點,血管暗點及び黄斑輪状暗點等生理的諸暗點測定と同時に所謂足利氏明視部を測定計測して,該範圍は無血管地帶に相當するものと考えられるので諸家の値と比較して報告する。
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