臨床実験
細隙燈写真撮影について(口絵参照)
野寄 達司
1
,
田中 宏和
1
Satoshi Noyori
1
,
Hirokazu Tanaka
1
1順天堂大学医学部眼科
1Dept. of Ophth. Juntendo University Medical School.
pp.795-796
発行日 1957年5月15日
Published Date 1957/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410206053
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緒言
細隙燈写真撮影は外国においてはすでに試みられているが,鮮明度,拡大率等に難点があり,実用的なものは無い1)ようである。
著者等は2年前に角膜,虹彩,水晶体等の写真撮影法について発表した2)。その後これらの方法を応用して,前眼部病変の細隙燈写真撮影を行つてきた。しかし従来の光源にはすべて細隙燈写真用として適当なものが無かつたので,新しくスピードライトの改良を企てた。今回その特殊スピードライトが完成したので,これを光源として用いたところほぼ満足すべき結果を得たからここに報告する。なお撮影方法等についても技術的改良を行つた点が少くない。
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