銀海餘滴
眼科醫の知識—高血壓の治療
佐々 廉平
pp.18
発行日 1952年1月15日
Published Date 1952/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201037
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血壓亢進症の大體1000分の3が本的態高血壓症であり殘りの大部分のものが糸球體腎炎でありごく少部分が腎炎以外の腎炎疾患其他に基くものである。この4分の3を占める本態的高血壓病の根本原因が解明されていない今日,劃期的療法の出現を望むことは無理である。故に高血壓の治療についてはここ30年,40年足踏み状態で大なる進歩はないといつて過言ではない。
著者自身が多年にわたり實行して來た治療法について次の項目につき述べている。既ち高血壓患者の生活改善。高血壓患者の日常食養法,特殊食餌療法,藥物療法,理學的療法,外科的療法等を詳細に説明している。
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