臨床實驗
眼科の計算圖表
神澤 幸吉
1
1名大眼科
pp.243-245
発行日 1951年4月15日
Published Date 1951/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200825
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緒言
吾々が日常頻回に使用する數式の計算に於て,之が時間と努力とを節約する爲には數値表と計算圖表とが使用さる。數値表はその作製に勞力を惜まされば精密なる數値を得るも,その作製には多大の勞力を要し表も繁雜となる缺點あり。之に比し計算圖表は左程精密さを求むるに非ざれば,作製容易にして簡便なる良法なり。
抑々圖計算は1795年Pauchetが系統的に研究を始めしよりCousinery, Culmann, Mohr,Cremona,Maurice Livy等の手により大成されたるも,眞に之が實用に供せらるるに至りたるはd'Ocagneが從來の共點圖表に加うるに,新しく共線圖表作製法を發見せし以後なり。
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