臨床實驗
ストレプトマイシンによる結核性結膜炎並に角膜炎の治療に就て
大江 ケイ子
1
1東京医科歯科大学眼科
pp.468-471
発行日 1950年11月15日
Published Date 1950/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200711
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ストレプトマイシン(以下ストと略す)がグラム陽性菌並に陰性菌,就中結核菌に対しその発育を阻止する作用があると発表されて以來,結核に対する治療効果に就いて内外共に臨床的にも研究が進められているが,ストに依る眞性眼結核の治療に関しては未だ内外共に一定の結論を得ない樣で,殊に我が國に於ての眼科方面ではこれに関する報告はない.私は3例の結膜或いは角膜の結核にストの局所治療を試みたので報告する.
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