特集 オキュラーサーフェス診療アップデート
4.屈折矯正手術
有水晶体眼内レンズ
Topics 後房型有水晶体眼内レンズの合併症
中村 友昭
1
1名古屋アイクリニック
pp.305-307
発行日 2012年10月30日
Published Date 2012/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410104481
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はじめに
後房型有水晶体眼内レンズ(Implantable Collamer Lens:ICL)は1997年に現行のタイプ(バージョン4)が発売された。2005年に米国食品医薬品局(Food and Drug Administration:FDA)が認可し,わが国でも2010年のICLの認可に引き続き,2011年には乱視矯正可能なトーリックICL(T-ICL)も認可され,強度乱視まで矯正可能なことから,その適応の幅がさらに広がった。登場以来15年を経過し,数多くの報告によりその有効性とともに安全性も確認されている。
今回,合併症に関して最近の報告も含めて述べてみたい。
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