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久米島スタディ:これまでにわかったこと
New findings from the Kumejima study
酒井 寛
1
Hiroshi Sakai
1
1琉球大学大学院医学研究科・医科学専攻眼科学講座
pp.1113-1118
発行日 2012年8月15日
Published Date 2012/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410104304
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日本緑内障学会,久米島町,琉球大学の主催により久米島町眼科検診(久米島スタディ)が沖縄県久米島町において行われた。多治見市で行われた疫学調査の結果を踏まえ,原発閉塞隅角緑内障が多いことで知られていた沖縄での緑内障の有病率を推定することが主な目的である。そのため久米島スタディでは,1次スクリーニングから隅角鏡検査を行った。10%の無作為対象者には超音波生体顕微鏡検査を明室,暗室条件下で行い隅角構造の解析も行った。また,沖縄では翼状片の頻度も高いことが臨床経験上知られていたため,翼状片の有病率とその性状についてデジタルカメラ撮影を行い,詳細に検討した。本稿では,久米島スタディの結果として現在までに報告された内容を発表論文に基づき紹介する。
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