特集 眼科診療:5年前の常識は,現在の非常識!
3 緑内障
■診断
原発開放隅角緑内障の進行予後因子
新田 耕治
1,2
,
中谷 雄介
3
1福井県済生会病院眼科
2金沢大学医薬保健研究域視覚科学
3金沢大学医薬保健研究域視覚科学(眼科学)
pp.190-195
発行日 2011年10月30日
Published Date 2011/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410103935
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ここが変わった!
以前の常識
●原発開放隅角緑内障(狭義)はもとより正常眼圧緑内障でも進行予後因子として眼圧を第1に考えていた。
現在の常識
●正常眼圧緑内障における長期経過から十分な眼圧下降を得られても進行する症例が多く存在する。
●正常眼圧緑内障では,進行予後因子として眼圧非依存性因子も念頭において治療をすべきである。
●さまざまな進行予後因子の中で特に視神経乳頭出血の出現は進行予後因子として際立っている。
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