やさしい目で きびしい目で・131
私と小児眼科
村木 早苗
1
1滋賀医科大学
pp.1877
発行日 2010年11月15日
Published Date 2010/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410103466
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そもそも私が眼科を選択した理由は,臨床実習のときに硝子体手術をみて感動し,こんな手術をできる人になりたいと思ったからです。
入局してすぐの頃は,とにかく眼という組織の宇宙さながらの美しさに感動しました。前房から水晶体,さらにその奥に広がる世界に魅了されました。そして,若い先生たちがそうであるように,日々雑用に追われ,朝早くから夜遅くまで働きました。大学の特性上,多くの斜視患者さんを受け持ち,執刀の機会も早くから与えていただきました。しかし,特別に興味を持っていたわけではなく,とにかく,日々の臨床を面白く感じていました。
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