Japanese
English
連載 眼科医にもわかる生理活性物質と眼疾患の基本・11
IL-6
Interleukin-6
鈴木 幸彦
1
Yukihiko Suzuki
1
1弘前大学大学院医学研究科眼科学講座
pp.1842-1844
発行日 2010年11月15日
Published Date 2010/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410103458
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サイトカインは,標的細胞の性質などを変化させるための伝達の役割を担っている可溶性タンパクであり,その構造の違いから,インターロイキン(interleukin:IL),インターフェロン,腫瘍壊死因子(tumor necrosis factor:TNF)ファミリーおよびケモカインに分類される。そのうち,IL-6は,多くのリンパ球やマクロファージから産生されるサイトカインで,B細胞が抗体産生細胞へと分化するために誘導することで,液性免疫を制御する点で重要な働きをしていると考えられている。
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