連載 説き語り論文作法・5
論理的な文
西田 輝夫
1
1山口大学大学院医学系研究科眼科学教室
pp.1254-1259
発行日 2009年8月15日
Published Date 2009/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410102820
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前号までのあらすじ
学会発表を論文にまとめるよう指導医の小古田から言われた伊集院は,発表スライドを持って直接教授室を訪ねた。初めての体験で,どこから手を着けてよいかすらわからないのに,小古田は忙しくて相手にしてくれなかったからだ。教授は小古田も呼びつけ,2つのテーマが混在していると内容を整理した。テーマを1つに絞って伊集院は原稿をまとめ,1週間後に小古田とともに教授室を訪れた。原稿を見た教授はプリントアウトのしかたがおかしいと,問題点を次々に指摘する。タイトル頁でも足踏みが続き,緒言の検討に入ったのは1時間以上経ってからだった。
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