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連載 眼科図譜348
地図状脈絡膜症の1例―長期経過
A case of geographic choroidopathy:long term follow up
青山 さつき
1
,
岡本 紀夫
1
,
三村 治
1
Satsuki Aoyama
1
,
Norio Okamoto
1
,
Osamu Mimura
1
1兵庫医科大学眼科学教室
pp.2002-2004
発行日 2006年12月15日
Published Date 2006/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410101582
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緒言
地図状脈絡膜症(geographic choroidopathy)の診断は,特徴的な眼底所見が認められれば比較的容易である。この疾患の眼底所見は,主に後極部を中心に境界鮮明な灰白色の病巣を呈する。そして,この病巣は数か月で萎縮病巣に変化する。しかしながら,未だその原因は不明であり1),治療法に関しても確立したものはない1~3)。今回筆者らは,発症時から22年という長期の経過を観察できた貴重な症例を経験することができたので報告する。
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