Japanese
English
連載 緑内障手術手技・4
線維柱帯切開術(4)
Trabeculotomy(4)
黒田 真一郎
1
Shin-ichiro Kuroda
1
1永田眼科
pp.1588-1592
発行日 2003年10月15日
Published Date 2003/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410101397
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プローブの挿入
まず,プローブの径を決定することが大切である(プローブは,現在,直径13mm,14mm,15mmの3種類が市販されている)。シュレム管の露出を確認した後で,実際にプローブをシュレム管の上に置いて,シュレム管のカーブとプローブのカーブを合わせてみる(図1)。角膜径が大きいとプローブの径は大きいものが必要となるが(先天緑内障などで角膜径が大きくなっている場合や男性の場合),筆者は15mmを基本として使用している。
プローブの径が小さいと,先から突き破るようになり内壁を切開しやすいが,早期穿孔を起こしやすくなる。逆に,径が大きいと早期穿孔の心配は少なくなるが,内壁を破り難くなる。
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