特集 第56回日本臨床眼科学会講演集 (4)
専門別研究会
Evidence Based Eye Surgery(旧称:無水晶体眼JARG)
大木 孝太郎
1
1大木眼科
pp.874-875
発行日 2003年5月15日
Published Date 2003/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410101260
- 有料閲覧
- 文献概要
現在,多くの医療分野において,その医療行為の客観的有用性に基づく治療,いわゆるevidence based medicineが注目を集めている。われわれが行う手術という治療手段においても,今後はevidenceに基づく評価・議論が行われていくものと考えられるが,手術という外科的手段におけるevidence作りは容易なものではない。これまで本研究会は「無水晶体眼」の会名のもとで多くの情報交換を行ってきたが,今回から先に述べた現状認識のもとに,研究会の主題を眼科手術におけるevidenceにおくことにし,名前も「Evidence Based Eye Surgery」とし,今後活動していく。今回は,先述のEvidenceも含め,以下の5つのE(Ethics,Efficacy,Education,Economy)の視点から眼科手術について考え,われわれの持つ現実的な問題点と今後進むべき方向性をテーマにした。
Copyright © 2003, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.