Japanese
English
連載 眼科図譜346
Shaken baby syndromeの1例
A case of shaken baby syndrome
竹澤 美貴子
1
,
牧野 伸二
1
,
金上 千佳
1
,
金上 貞夫
1
Mikiko Takezawa
1
,
Shinji Makino
1
,
Chika Kanagami
1
,
Sadao Kanagami
1
1自治医科大学眼科学講座
pp.154-156
発行日 2006年2月15日
Published Date 2006/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410100358
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
緒言
揺さぶられっ子症候群(shaken baby syndrome:以下,SBS)は,乳幼児,特に1歳以下の児の胸部や四肢を持って強く揺することにより,頭頸部が動揺し頭蓋内出血と眼底出血を生じるものであり,軟部組織,骨に明らかな外傷を認めないことが特徴である1)。また日常養育行為でも生じ,虐待の自覚がないことが被虐待児症候群との相違であるとされている。今回SBSが疑われた症例を経験し,経時的に眼底写真を撮影できたので報告する。
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.