連載 他科との連携
誰がDr. コトーになるのか,なれるのか―僻地・離島医療にかかわり始めて
藤田 敦子
1
,
坂本 泰二
1,2
1鹿児島大学医学部眼科学教室
2鹿児島大学大学院医歯学総合研究科視覚疾患学講座
pp.1673-1675
発行日 2005年10月15日
Published Date 2005/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410100163
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はじめに
今回,「他科・他部門との連携」についての原稿を依頼されました。私が他科との連携について日頃考えていることと,いままで多くの先生がここに述べられたこととの間に大きな違いはありません。そこで今回は純粋な意味での「他科との連携」ではありませんが,私たちの取り組みについて述べさせていただきます。
さて,鹿児島大学は関連施設として多くの離島病院を抱えていますので,「他科との連携」を越えた「離島病院との連携」を行っています。この連携は,都会の病院では考えられない独特なものですが,そこでの経験は医療の本質に迫るものが多く,われわれにさまざまなことを教えてくれます。とりわけ,都会の病院で研修を済ませてから鹿児島大学に入局された先生には強い印象を与えるようです。そのことについて私も書いてみましたが,私が書いた文章よりも,実際に経験した藤田敦子先生の書いたもののほうが数段優れていましたので,それをお示しいたします。(坂本泰二)
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