今月の臨床 頸管無力症と頸管縫縮術
頸管縫縮術に伴う合併症と対策
竹田 善治
1
,
坂井 昌人
1
,
中山 摂子
1
,
中林 正雄
1
1総合母子保健センター愛育病院産婦人科
pp.869-871
発行日 2002年7月10日
Published Date 2002/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904680
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はじめに
頸管縫縮術は早産の予防として大きな効果を持つ手術である.しかし時として手術に伴う合併症のため破水など思わぬ結果を招くことがある.やむを得ない合併症もあるが,術前後の慎重な対応によりある程度予防が可能なものもある.頸管縫縮術としてマクドナルド法とシロッカー法の二つが主に行われているが,ここでは比較的手術侵襲の大きいシロッカー法を中心に,起こりうる合併症とその対策について述べる.
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