連載 病院めぐり
総合病院 取手協同病院
染川 可明
pp.79
発行日 2002年1月10日
Published Date 2002/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904528
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総合病院取手協同病院は,茨城県厚生連が県内で経営する6病院の1つで,昭和51年に旧取手協同病院と龍ヶ崎協同病院が合併し現在地に移転し開設されました.昭和58年に総合病院としての体制を整え,産婦人科もこのときから開設されました.その後,この地域の基幹病院として,24時間体制の救急医療や悪性疾患治療のための諸施設,設備の充実に力を入れ,何回かの増改築を重ね,平成6年の大幅な増改築などを経て,現在,病床数は410床(一般406床,感染病床4床)で,標榜科は19科,常勤医師は65名で,医師はほぼ全員,東京医科歯科大学の医局出身者で構成されています.
病院の方針として,当初から患者の立場に立った医療を心掛けており,昭和61年より投書箱による患者側からのモニターを実施,患者中心医療の充実に役立てています.平成10年に臨床研修指定病院に指定され,研修医の公募も行っています.平成11年には日本医療機能評価機構の認定病院にもなっています.病院の将来像は,周りの病院との連携を強め,外来を紹介患者中心にし,地域医療支援病院型の病院を目指しています.
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