病院めぐり
土浦協同病院外科
神戸 文雄
pp.1588
発行日 1999年12月20日
Published Date 1999/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903982
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土浦市は茨城県県南の中央に位置する人口13万人の中核的商業都市で,その南西にはつくば研究学園都市が隣接,さらにその周辺には広い農業地域が控えています.当院は1971年9月に新治協同病院を改称,移転して茨城県厚生農業協同組合連合会により設立され地域住民のための基幹病院として地域医療に貢献しています.東病棟の増築,救命救急センター,地域がんセンターの開設などで現在,許可病床数1,009床,医師総数122名の大病院となっています.1998年4月に現,真田勝弘院長が就任,「1.地域中核病院として多様なニーズに対応する」「2.人間尊重の医療を追求する」「3.医療の研鑽に励む」を基本理念として医療の質と患者サービスの向上に努めています.
開院当初よりほとんどの科が東京医科歯科大学の関連病院としてスタッフを構成し,外科は真川院長,柴田光一副院長,平沼進部長を中心として常勤医8名,ローテーター5名で診療に当たっています.外科の人院患者は常時100人近くいて,西4階,酉5階,がんセンター3階病棟に分散しています.それぞれの病棟で看護婦さんたちのカラーも若干異なりますが,どの病棟でもスタッフ一同患者さん本位の医療を心がけています.特別なホスピス病棟はないのですが,当科で手術を受けた患者さんは終末期も当院で過ごすことが多く,緩和ケア,癌性疼痛対策などの終末期医療に積極的に取り組んでいます.
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