今月の主題 肝疾患の疑問に答える―研修医と内科医のために
病態把握の疑問に答える
急性肝炎の病態把握
箱崎 幸也
1
,
花田 健治
1
,
岡村 芽里
1
1自衛隊中央病院内科
pp.1624-1626
発行日 2004年10月10日
Published Date 2004/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101112
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
急性肝炎の段階での重症・劇症化への予知により,予知された時点での集学的治療にて救命率向上が可能となる.重症・劇症化の確実な予知には,急性肝炎の正確な病態把握が不可欠である.
肝機能は多彩で日々大きく変化し悪化することもあり,急性肝炎の病態把握にはいくつかの検査を組み合わせ,経時的に観察・評価しなければならない.
急性肝炎の重症度判定には,直接/総ビリルビン比,血液凝固因子(PT/HPT),尿素窒素の低下が重要である.
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.