今月の臨床 排卵誘発の問題点—新しい工夫と対策
排卵誘発
C.hMG-hCG
2.多胎妊娠の予防 1)低用量漸増法
安藤 一道
1
,
水沼 英樹
2
,
峯岸 敬
2
1群馬大学医学部附属病院周産母子センター
2群馬大学医学部産科婦人科学教室
pp.792-793
発行日 2001年7月10日
Published Date 2001/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904376
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はじめに
排卵障害例に対するゴナドトロピン製剤を用いた排卵誘発法(ゴナドトロピン療法:G療法)では,卵巣過剰刺激症候群(OHSS)や多胎妊娠などの副作用発現頻度が高く,これらを軽減・予防するためにさまざまなゴナドトロピン製剤の投与法が工夫されている.本稿ではおもに多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に対するG療法に際して実施されている低用量漸増法について概説する.
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