今月の臨床 母子感染—最新の管理指針を考える
細菌などの母子感染とその管理
3.クラミジア
関 博之
1
1関東労災病院産婦人科
pp.1313-1315
発行日 2000年11月10日
Published Date 2000/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904187
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はじめに
クラミジアトラコマチス(Chlamydia tra—chomatis)は,STDの主要な起炎菌で,女性においては無症状のまま経過することが多い.しかし,クラミジアは子宮頸管炎や骨盤感染症を引き起こし,不妊症や骨盤腹膜炎の原因となるばかりでなく,周産期領域においては流早産やPROM,胎児への垂直感染の原因となるため,適切な管理,治療が重要である.
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