原著
不妊外来患者の抗核抗体スクリーニングの検討
横田 佳昌
1
,
横田 美賀子
1
,
白取 祐子
1
,
石川 恭子
1
,
佐藤 節子
1
,
槙田 まさみ
1
,
浅田 照美
1
,
荒木 康久
2
1横田産婦人科
2高度生殖医療技術研究所
pp.1052-1055
発行日 2000年8月10日
Published Date 2000/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904121
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不妊外来患者の内,ART適応患者を除外した521名の患者の抗核抗体をスクリーニングし検討した結果,抗体価160倍以上の陽性は118名で22.6%(118/521)存在した.続発性不妊症と原発性不妊症の間には差がなかった.
抗体価320倍以上で妊娠率に差が生じていたが,160倍までは妊娠に影響しているとは思われなかった.640倍以上の抗体保有者の妊娠率を高めるには,プレドニゾロンによる治療が有効と思われた.
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