連載 カラーグラフ
実践的な腹腔鏡下手術・23
種々の癒着に対する剥離操作について:I—腹壁との癒着例から
伊熊 健一郎
1
,
子安 保喜
1
,
堀内 功
1
,
西尾 元宏
1
1宝塚市立病院産婦人科
pp.1337-1339
発行日 1998年11月10日
Published Date 1998/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903441
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腹腔鏡下手術では,①症例の選択,②手技の習熟,③適応の見極めなども非常に大切なことである.また手術操作を進めていくうえで,良好な視野を確保することも重要な点である.そのなかで種々の癒着に対する剥離操作は,避けては通れない大切な内容であり,いかに克服するかが腹腔鏡下手術の可否を決める場合も現実にある.無理や無謀は慎むべきであるが,限界を見極めることとある程度の剥離操作は現実に必要である.
今回は,腹壁との癒着例から代表的な症例を提示して説明を加える.
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