今月の臨床 内視鏡手術—どこまで進んだか
腹腔鏡下手術
2.子宮摘出術(LAVH,LH)
武内 裕之
1
,
桑原 慶紀
1
1順天堂大学医学部産婦人科
pp.1500-1505
発行日 1998年12月10日
Published Date 1998/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903481
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子宮摘出術は婦人科領域で最も頻度の高い術式の一つであり,従来から腹式単純子宮摘出術(total abdominal hysterectomy:TAH)と腟式単純子宮摘出術(total vaginal hysterectomy:TVH)の二つの術式が行われてきた.腹腔鏡下子宮摘出術は1989年Reichら1)により初めて報告され,歴史の浅い術式ではあるが,開腹手術に比べて手術侵襲の小さな腹腔鏡下手術の需要の増大により急速に普及しつつある.腹腔鏡下子宮摘出術は発展途上の術式であり,現在までさまざまな手術器具や手術方法が報告されている.
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