症例
十二指腸閉塞と長管骨短縮を出生前に認めた21トリソミーの2例
星原 孝幸
1,2
,
荘田 恭仁
1
,
窪田 孝明
1
,
宮川 孝
1
,
谷口 洋三
1
,
荘田 朋子
1
,
古木 義弘
1
,
神野 崇
1
1飯塚病院産婦人科
2荒尾市民病院
pp.1327-1329
発行日 1998年10月10日
Published Date 1998/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903440
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出生前の超音波検査でdouble bubble signと長管骨の短縮を認め,羊水の染色体分析で21トリソミーと診断した症例を2例経験したので報告する.
症例1:32歳の3回経妊3回経産婦.近医での妊婦健診で羊水過多が疑われ,妊娠31週で十二指腸閉塞の疑い(double bubble sign),羊水過多,切迫早産の診断で当科へ紹介された.入院とし安静を指示し,子宮収縮抑制剤投与,羊水除去を行った.妊娠33週でのEFWは1,700g,BPDは8.0cm,FLは5.4cm,HLは4.8cmであった.妊娠36週で自然破水し分娩となった.
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