CURRENT CLINIC
周産期診療における先天異常への対応—出生前診断のためのカウンセリング
上原 茂樹
1
1東北大学医学部産科学婦人科学教室
pp.987-994
発行日 1998年7月10日
Published Date 1998/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903354
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染色体異常や遺伝疾患などの先天異常が産婦人科診療に大きく関与する時代となっている.医療担当者は,先天異常児を妊娠する可能性があるか,すでに分娩した夫婦に対して原因,予後などを含めたカウンセリングをする.そのカウンセリングはクライアント夫婦にとって意思決定の機会となることもあり,曖昧な「傾向」ではなく具体的「数値」を提示し判断材料とさせたい.その意味から,本稿に示すような仕事をするに至った.
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