今月の臨床 婦人科における検査法—有用性と再評価
更年期
2.骨量の簡易測定法はどこまで正確か
福永 仁夫
1
1川崎医科大学放射線科(核医学)
pp.964-966
発行日 1997年9月10日
Published Date 1997/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903032
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現在,種々の非侵襲的な骨量測定法が開発され,臨床に使用されている.躯幹骨用二重エネルギーX線吸収測定法(DXA)や,末梢骨定量的CT法(pQCT)は骨粗鬆症の主として精検に,単一エネルギーX線吸収測定法(SXA),microdensitome—try (MD)や定量的超音波法(QUS)は骨量減少のスクリーニングに,末梢骨用DXAは精検とスクリーニングに用いられている.とくにMDは特別の装置を必要としない簡便な方法であり,QUSは放射線被曝のない方法であるため,骨検診に使用されている.本稿では,骨量の簡易測定法であるMDとQUSの有用性と再評価について概説する.
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